2枚重ねアニメーション(回転式)

見本として次の動画のようなものを作ります.
2枚重ねアニメーション(回転式)の動画サンプル
これの2コマ目までの作り方を以下に説明します.

(1) 2枚重ねの回転盤を作る

黒画用紙2枚を端をそろえて重ねたまま, 2枚まとめて切りはじめ,

次のような形にします. 飛びでている部分は取っ手になります.
 
(形は自由だが, だいたい丸い方が, あとで穴あけの位置を自由にとりやすい)

回転の中心をつくるため, 2枚重ねのまま, まん中あたりに, ストローが押し込める大きさの四角い穴を開けます.

ストローを3cmくらいの長さで切ります.

切ったストローの端から中央にむけて, 4本切れ目を入れます. 逆の端からも同様に4本切れ目を入れます.

それを, 2枚重ねの紙の穴に差し込み, ストローを切れ目で開いて, 次の写真のようにします.

黒ビニルテープで, 2枚重ねの一方の面だけ, 切り開いたストローと紙をくっつけます.

(くっつけるのは「一方の面」だけ. 両面くっつけると回転しなくなる)

取っ手を持ち, 回転させられることを確認します.

(2) 絵や模様になる穴あけ

取っ手をそろえた状態で, 2枚重ねのままフチに近いあたりに, 4個の穴を四角い配置になるように開ける.
穴の形は自由だが, 三角穴が簡単なので, 写真の工作では三角にしてある.

これで, アニメーションの 1コマ目ができた.

取っ手を両手でもち, 2枚の紙がずれるように少し回転させ, あけた穴がふさがり見えなくなる状態にする.

その状態で, 2コマ目の穴をあける. 写真では4個の穴を, それぞれ1コマ目の穴より左にずらし, 紙の中央寄りに開けている.

これで 2コマ目までができあがり.

2枚重ねアニメーション(回転式, 2コマまで)の動画サンプル

3コマ目以降も同様に作ってゆける.