トップページヘ

心理的方法

10代のころだったと思うが,多湖あきら(お名前の漢字がわからない)さんの本だったかと思うが, ものを 2人で公平に分ける方法として, 心理的におもしろい方法を読んだ覚えがある. そのとおりの内容は忘れたが考え方を紹介しよう.

2人の分配. 2人の人 A, B が, 形の違う2つのコップ X,Y にジュースを分けて,ジュースの分量について 2人のどちらからも文句が出ないようにしたい. ジュースの体積や重さを測る道具や他のコップなどを使わないとするとどうすればよいか ? そのためには次のようにすればよい.
まず,A が,2つのコップにジュースを,「ちょうど同じ量ずつ入ったと納得するように」分ける.
次に,B が,2つのコップから,ほしい方を取る. そして,B が取らなかった方を A が取る.
  これで分配は終わる. どちらからも文句は出ないはずである. 2つのコップのジュースの実際の量は違うかもしれないが,「文句の出ない分配」は実現する.

この方法の考え方は 3人以上の分配の場合にも生かせるだろうか ? 私は,まだ,すっきりした方法を見つけていない. きっと, 昔から研究されていると思う. 3人以上について知っている人がいたら教えてほしいです.
(3人のケーキ分けには生かせる方法が見つかったのだが,図を書くのがめんどうだし,それほどおもしろくない方法なので,あとまわしにする.)