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「数なんていらない ?」のページで話した1対1対応の考えを使えば, 私たちが子どものとき最初に覚える, 1,2,3, 4,5,6,・・・・・・ の意味を説明することは一応できる. たとえば, ● △ ● △ ● △左の●の群れと右の△の群れは, 1対1に対応させられる. 次の☆の群れもそうだ. ☆ ☆ ☆あなたの身のまわりにも, これらの群れと 1対1対応させられる群れが見つかるだろう. これらの群れに共通の性質として, 3 という数を考える. 言いかえると, これらの群れと 1対1対応する群れの個数を 3 と言っているのである. 同様に, 次の■の群れや $ の群れと 1対1対応する群れの個数を 4 という. ■ $ ■ $ ■ $ ■ $メンバーをひとつずつ加えてゆくと, 次々に個数が 5, 6,7, 8, ・・・・・・ の群れができてゆく. メンバーがひとりきりの群れの個数を 1, それにひとつ加えてできる群れの個数を 2 と言うわけである. 今の小学1年の算数教科書ではじめて, 1, 2, 3, ・・・・・・ を示してゆく方法も, おおむね, 上記の 1対1対応の考えによっているだろう. 教科書にはきれいな絵がたくさん載っていて見やすいと思う. 小学1年算数教科書を1対1対応の考えで見なおしてみてください. では, おとなが 1対1対応の考えを身につけて子どもに数を教えれば, 皆よくわかってもらえて算数のスタートは順調・・・・, となるかといえば, そう単純なことではないと思う. それについては他のページで. |