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2枚のからみでできる凹凸立体

これは, 次の2枚の紙をからめてできました。 この2枚を中心部からからめてゆくと, 次のようにゆがんで立体化しはじめ, 端までからめると, 次の丸っこい形にできます。 さらに凹凸を変えることができて, たとえば次の形(犬っぽい)や, このページ上の形(ゆったりしたイス)ができました。

からみ立体の作り方

上のような"からみ立体"の作り方を簡単な形で説明しながら, 立体化する理由も書きます。

こんなからみかたをする形を赤と白の紙で作るとします。まず, 設計図を描きます。小さい○をつけた点A,B,Cは, 赤と白の紙のフチが接する点です。この設計図と, からめる2枚の紙, 合計3枚を重ねてから, 3接点A, B, C の位置に画鋲を刺し, 赤と白の紙に3接点の位置を写します。 設計図を見ながら, 赤白の紙をそれぞれ,「接点A, B, Cの位置だけは守って」ハサミで切ります。このとき, 3接点の位置以外はテキトーに切ってよい。 切った2枚の紙を端から, からめていくと, 次のように平面的に編まれるはずです。

さて, 立体的にするには, また, 別の2枚の紙を用意して設計図から3接点の位置を写しすとき, 「3接点より1ミリメートルくらい紙幅の外側にずれた点を通るように」切ります。こうして切ってから2枚をからめると, 接点Bでゆがみが生じ, 次のようにとび出たりへこんだりします。

この工作の特徴と可能性

この工作の興味深い点は, 設計どおりの接点位置で切ると平面になるのが, 接点からの少しのずれが立体化を生むことです。平面を意図していると, このような立体化を「ゆがみ」と思うのですが, そう思わずに「立体化の可能性」にできるのです。

また, 接点のうち, とび出たりへこんだりする点(凹凸点と呼ぼう)が, このページはじめの形では 9点あり, すべて凹凸を変えられるので, たくさんの形を作り出せます

接点からのずらしかたを大きくするほど, 凹凸は大きくなります。また, 紙幅が大きくなると比例してズレも大きくする必要があるはずです。


【発案】2011年1月頃
【上の工作の作成と写真撮影】2012年5月末〜6月はじめ