できあがりは, ご覧の通りの工作ですが, 私の関心は, 工作過程の構造性や論理性と, 造形の感覚性や情感性, この2者のつながりを探ることにあります。
また, できるだけ多くの人に共有され多面的に発展してもらえることを願っています。たとえば, 「編みこみ」の技法は大変入りやすく, これまでにも作る人の個性の見える作品がずいぶんできてきました。どの技法も可能性の入り口をのぞき見た程度で, その先を開拓するヒマがないままになっています。ヒントになることは何でもお伝えしますから, どんどんご自分の創作の喜びを追求してほしいと思っています。