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編みこみを開いて立体にする

上の写真は, 溝田尚子さんが工夫した作り方で, 2枚の紙の編みこみと同じように始めてから紙を開いて立てた形です。上の作品を閉じるとそれぞれのようになります。(以上の制作 2005年12月頃)

以下で, 私が作った単純な形で, しくみを説明します。
2枚の紙(写真の赤白)に, 切りこみを入れます。 ただし, 切りはじめと切り終わりの点が2枚重ねたときそろうようにしておきます。2枚重ねてはめこむと, 。 ここまでは, 紙の編みこみと同じ。

次に, 切りはじめ切り終わりの2点を通る直線で紙を折ると, こんなふうに立てられます。

	(上から)

上から見た6方向は折り方で変えられます。
さらに, 新しい切り込みを, 切りはじめ切り終わりが先の2点より内側になるように切って, 折ると,

	(上から)

次のは, 切り込みを波線にした場合。ただし, 2枚の紙の切れ端が交差する5点が一直線になるようにしています。また, 紙の折り目は, 切りこみの上下だけにしています。それで, 上から見ると, 紙は4方向だけに伸びています。

(横 4方向から)				(上から)

この作品の一方だけの紙でも, ちゃんと立てられて, 。これは紙と空虚(穴)の編みこみです。